ティンパンアレイは、ファッション、家具、生活雑貨、音楽、アートなど幅広い分野において、
長く愛着をもって付き合える本当にいいものを創り出そうとしている、志高いアーティスト・クリエーターを応援しています。
本当にいいものを創ることとビジネス的な成功を収めることは必ずしも一致するものではありません。
なぜならいいものを創れば価格が高くなってしまい、価格説得力のない無名のブランドでは販売することが困難だからです。
その妥協点を探った末に、品質を妥協し販売可能な価格で生産するという結末になってしまいがちです。
問題は価格説得力です。
私たちはそこに力になれるのではないかと思い、自分たちの目で直接見て確信を持てたものだけを紹介することで、
まだ無名だけど志高い本物志向のクリエーターを応援していこうと考えました。
「まだ知名度はないが本当にいいものづくりをしているアーティスト・クリエーターの紹介」をテーマに、
RAGTAG、rt店内で不定期に開催しているEXHIBITIONです。
<過去のEXHIBISION>
2010年からは、「愛すべきいいもの展」と銘打ったEXHIBITIONを始めました。RAGTAG、rtのスタッフが実際に手に取って確信を持った「本当にいいもの」だけを取り上げ、制作工程や細部へのこだわり、クリエーターの想いなどが伝わる展示会にしています。また、RAGTAGの手がけたデザインをクリエーターが実現したり、RAGTAGの提供した素材(処分するしかなくなってしまった洋服など)を使ってクリエーターが特別に作り上げたりなど、愛すべきいいもの展でしか買えないコラボレーション商品の展示販売も毎回行っています。
古くから親しまれ伝統のある「だるま」は、古紙や貝殻を粉にした胡粉などのサイクル素材によって作られており、中でも「高崎だるま」は伝統的な「高崎だるま」だけでなく、斬新なスタイルの「創作だるま」などを制作し、様々な手法でだるまの魅力を伝えています。RAGTAGは、店内においてその「高崎だるま」の製法によって作られたオリジナルだるまキャラクターをディスプレイし、一昨年には、その「高崎だるま」の魅力や製法を伝えるべく、様々なだるまを展示した「だるま展」を開催しました。
江戸時代から脈々と培われてきた「シボ」と呼ばれる独特の細かい凹凸が特徴の高級織物「丹後ちりめん」。その伝統的な染織技術に、最新のセンスと技術をミックスさせ、自社ブランド製品を開発し、世界展開を推し進めている「高蔵染」のクリエイティブをバックアップしていきたいと思い、RAGTAG、rtにて「TALKING MATERIALS展」を行ないました。